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日本全国の数ある大学の中から、自分に合った進学先を選ぶためには、何を基準に判断すれば良いでしょうか。なりたい職業や、将来やりたい仕事が特に決まっていない受験生は、大学の偏差値やネームバリューから判断して大学選びを行っているケースも多いかと思います。しかし、大学の偏差値やネームバリューだけで決断してしまうと、自分自身が本当にやりたいことや学びの本質などを見落としてしまい、その選択が就職にまで関わるかもしれません。
そこで今回は、受験生が大学を選ぶ際に考慮しておくべき大切な基準を7つお伝えします。
【目次】
1.偏差値とネームバリューだけで大学を選ばない方が良い理由
2. 受験生が進学先の大学を選ぶ際に考慮すべき7つの基準
a. 様々な専門分野に分けられる学部
b. 大学の学生や教職員の雰囲気
c. 通学時間に関わる大学の立地・アクセス
d. 大学が導入している就職に関する制度
e. 大学の講義形式・学生への学修支援
f. 質の高い学修のための設備・環境
g. 大学生活を豊かにするサークル・部活
3.今回のまとめ
偏差値とネームバリューだけで大学を選ばない方が良い理由
ほとんどの高校では、毎日の出席確認があり、生徒全員が授業に付いてこられるように配慮されています。しかし、大学では自分自身で授業を選択し、成績もレポートやテストの点数だけで付けられるケースが多いため、勉強や生活の自己管理が必要になります。
興味の薄い学部を選んだがゆえに勉強がはかどらず、成績を落としてしまう学生や、通学時間が長いために授業をさぼりがちになってしまう学生も中には見受けられます。こうした、成績や通学による苦しみが重なって、結果として留年してしまう学生も珍しくありません。
偏差値やネームバリューだけで大学を選ぶことは容易ですが、せっかく良い大学に入っても卒業できなければ本末転倒です。偏差値やネームバリューも大切ですが、進学する大学を選ぶ際は、以下の7つの基準を考慮して大学選びを行うと良いでしょう。
受験生が進学先の大学を選ぶ際に考慮すべき7つの基準
様々な専門分野に分けられる学部
高校では、あらかじめ決められた時間割に沿って授業を受けることがほとんどですが、大学では自分自身で授業を選択し、主体的に学ぶ必要があります。また、大学では総合的に学習する高校時とは異なり、学部ごとの専門的な分野で学習を行うため、興味が薄い学部を選択してしまった場合は、継続的に授業に出席することができず、留年・退学してしまう学生も見受けられます。そのため、自分自身が興味を持って継続的に勉強できる学部・学科・コースを選ぶことが非常に重要です。
大学の学生や教職員の雰囲気
大学に通っていると勉強や学生生活に不安になる学生もいます。そんな時に頼れるのが先輩や教職員です。いざという時に相談できる人が周りにいることは心強いです。ホームページや大学案内だけでは大学に通っている学生や教職員の雰囲気はわからないものです。オープンキャンパスでは「自分の性格に合っていそうか?」「相談できそうな先輩や教職員いるか?」など、肌で感じることできるので、その雰囲気をぜひ確認してみてください。
https://www.mizuho-c.ac.jp/opencampus/
通学時間に関わる大学の立地・アクセス
ほとんどの大学では、授業科目ごとに必要な学修時間数を設定しており、その授業科目を履修して合格することで得られる「単位」の数から卒業判定を行う「単位制」が採られています。単位制では、複数ある授業の中から自分自身で履修する授業を選択することができますが、必ず受講しなければならない必修科目も多いため、ほとんどの場合、ほぼ毎日大学に通うことになります。そのため、通学時間が長いほど授業に出席することが面倒になりやすく、次第に大学から足が遠のく学生もいます。交通アクセスの良い大学など、毎日の負担が軽くなるような立地の大学を選択することで、安心して4年間通学することができます。
https://www.mizuho-c.ac.jp/access/
学校が導入している就職関する制度
大学卒業後の就職に関しても高校生や保護者が気になる要素の一つです。最近ではどこの大学も就職率が高いため、なかなか比較しにくいのが現状です。就職率以外に、見ておいた方が良いポイントは、就職活動のフォロー体制がしっかりしているかです。エントリーシートや履歴書・自己PRの書き方や面接対策などの機会があるかは重要です。また近年インターンシップ(就業体験)や学内企業説明会など、様々な企業と接する機会を設けている大学も増えてきています。そのような就職支援がどのくらい充実しているか、一度キャリアセンターに聞いてみると良いでしょう。
大学の講義形式・学生への学習支援
「大学の講義」と聞くと、大きな教室で大人数の学生が教授の話を聞いている様子を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、中には教員や学生同士の距離にこだわり、少人数で質の高い講義(授業)を多く行っている大学もあります。講義についていけるかどうか不安な方でも、このような少人数での授業を行っている大学であったり、勉強面や学生生活に関する悩みを相談することができる「チューター制」を導入している大学であれば、より安心して勉強に集中することができます。
質の高い学習のための設備・環境
せっかく大学で学習するのであれば、綺麗な校舎で学習したいと考える受験生も多いかと思いますが、専門職を目指す場合、実際の職場に近い設備・機器が整っているかどうかという視点で大学を選ぶことも重要です。実習で使用する機器や設備と、就職後に使用する機器や設備に差異が少なければ、設備・環境に戸惑うことなく大学で培った能力を発揮ことができます。
大学の見学ができるオープンキャンパスに参加し、実際の設備・環境を見てから大学選びを行うことが重要です。
大学生活を豊かにするサークル・部活
スポーツ推薦を目指す受験生や、大学入学後もスポーツに打ち込みたい受験生は、サークル・部活の実績などを基に大学を選ぶことも大切だと思います。一方、身体を動かすことが目的であったり、趣味の範囲でサークル・部活を行いたい受験生は、大学にどのようなサークル・部活があるのか、どういった活動をしているのかを把握しておくと良いでしょう。また、複数のサークル・部活を掛け持ちできる大学もあるため、在学中に様々なことを経験したい学生は、こういった大学を検討するのも一つの方法です。
https://www.mizuho-c.ac.jp/club/
今回のまとめ
偏差値やネームバリューだけで大学を選び、大学を卒業できないという事態に陥らないためにも、学生生活や就職などを見据えて大学選びを行うことが重要です。入学後の学校生活や、就職時を見据えて大学選びを行うことで、より一層豊かな学生生活を送ることができ、安心して就職活動を行うことができます。
今回、様々な視点から大学選びのポイントを挙げましたが、自分自身の将来のためにも、入学後、卒業後の姿を具体的にイメージしながらしっかりと考えることが重要です。