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大学を受験する高校生が知っておくべき推薦入試とAO入試の違い
受験生情報 2019年8月13日


大学受験を控えた高校生は、自分自身が受験する大学の試験内容や試験方式をしっかりと把握できているでしょうか。複数の大学を併願できる一般入試に対し、推薦入試やAO入試は「専願制」を採用している場合が多く、試験に合格すると入学を確約しなければならないといった違いがあるため、試験方式をしっかりと把握しておくことが重要です。
そこで今回は、混合して捉えられがちな推薦入試とAO入試の違いについてお伝えします。

推薦入試で実施される試験と重視される評価基準

推薦入試は、学力試験で受験生を選抜する一般入試とは異なり、受験生の個性や意欲を重視して評価する入試です。多くの場合、願書受付が9〜10月ごろから開始され、書類選考や小論文、面接による選考が進められた後、12月上旬に合格発表が行われます。
まず、書類選考では、高校の成績や生活態度をまとめた調査書に加え、志望動機を記述したエントリーシートや、高校の担任や部活の顧問が記入する推薦書などを提出する必要があります。そして、学校の出願条件を満たした受験生は、小論文や面接などの選考に進むことができ、学力試験だけではわからない学生の能力や個性を掘り下げた選考が行われます。
小論文試験では、学校側から課されたテーマや課題文を基に論述する場合が多く、読解力や表現力の観点から小論文の内容が評価されます。また、面接試験では、個人またはグループで面接が行われ、志望動機や高校生活、選考分野について深く掘り下げた質問が行われます。
このように、推薦入試は、学校からの推薦を受けることで出願できる入試であり、試験では自分自身の個性や入学意欲をアピールすることが重要です。
また、出願条件、出願書類、試験方式などは各大学で異なるため事前にしっかり確認し準備する必要があります。

AO入試で実施される試験と重視される評価基準

AO入試は、「Admissions Office(入学管理局)入試」の略称で、アメリカで主に行われている選抜制度を基にして、日本では1990年に初めて導入された比較的新しい入試です。AO入試は、推薦入試と同様に書類選考や面接、小論文など受験生の個性や意欲を重視して選考が行われますが、それに加えて大学が求める人物像に一致しているかという視点で評価される傾向にあります。例えば、愛知みずほ大学のAO入試では、「科学的な視点で心と体の両面から健康について学び、自分や社会に活かしたいという目的意識がある」というアドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)を設けて選考を行っています。
また、AO入試は願書受付が8月〜と推薦入試よりも早いため、早めに入試準備を始める必要があります。
推薦入試とAO入試は、出願開始日や出願方法、試験の評価基準が異なっていることを理解した上で、自分自身の魅力を最大限にアピールできる入試方法を選んで志望校を受験することが重要です。
また、出願条件にオープンキャンパスへの参加がある、出願前に面談を受ける必要があるなど各大学で異なるため事前にしっかり確認する必要があります。

今回のまとめ

複数の大学を併願できる一般入試に対し、推薦入試やAO入試は「専願制」を採用している場合が多く、試験に合格すると入学を確約しなければならないといった違いがあるため、試験方式をしっかりと把握しておくことが重要です。
推薦入試は、「アピールできる個性を持った学生である」と学校からの推薦を受ける必要があり、学科試験よりも受験生の個性や入学意欲を重視して評価する入試です。AO入試は、自己推薦で出願し、受験生の個性や意欲に加えて、大学が求める人物像に一致しているかという視点で評価される傾向にあります。
このように、出願開始日や出願方法、試験の評価基準が入試方法によって異なっていることを理解した上で、自分自身の魅力を最大限にアピールできる入試方法を選んで志望校を受験することが重要です。
また、出願条件、出願書類、試験方式などは各大学で異なることがあるため事前にしっかり確認し準備する必要があります。

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