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受験生が知っておくべき大学と高校における学び方の違い
受験生情報 2020年1月15日


大学への進学を考えている高校生は、大学での学習方法をしっかり把握しているでしょうか。現代では、多くの人が大学に進学する時代であるが故に「なんとなく」という気持ちで大学に入学して学業を疎かにしてしまい、卒業する上で必要な単位を落としてしまう学生も少なくありません。そのため、高校生は、大学に入学する前から大学での学習方法を心得ておきましょう。
そこで今回は、大学と高校における学び方の違いについてお伝えします。

大学では講義の時間割が一人ひとり異なります

小学校や中学校、高校までは、数十名程のクラスメイト全員が同じ授業を受け、同じ宿題をこなし、同じペースで学習を進めていたかと思います。
しかし、大学では、様々な講義の中から自分自身で受講する講義を決める必要があるため、同学年の学生であっても一人ひとり受講する講義が異なり、時間割も異なります。また、講義の時間割だけでなく、課題の締め切りやテストの日程なども一人ひとり異なるため、課題やテストの日程に間に合うよう、学習計画を立てる必要があります。

大学では様々な形式の講義があります

小学校や中学校、高校では、一つのクラスに教科の担当教員がやってきて、担当教員が数十名ほどの生徒に対して授業を行うことが多かったかと思います。
しかし、大学では、講義の特性に合わせて様々な教室が使用され、学生が各講義の教室に移動して受講します。例えば、全ての学部に共通する教養科目では、高校のように一人の教員が大人数の学生に対して講義を行なったり、より専門的な科目では、学生をいくつかのグループに分けて演習や実験などを行う場合もあります。また、教員と10名程度の学生でテーマについて議論したり、研究内容に即した場所で観察したり調査を行う「ゼミ(ゼミナール)」と呼ばれる講義が行われる場合もあります。
このように、大学では、高校よりも様々な形式で講義が行われるため、学生は基礎知識を培うだけでなく、周りの学生と一緒に学習する力を身に付けることができます。

大学と高校では学習の質が異なります

小学校や中学校、高校では、単語を暗記したり、答えのある問題の解き方を学んだりと、幅広い知識や教養を培うための授業が多かったかと思います。
しかし、大学では、専攻分野に関する知識を身に付けるだけでなく、物事の背景から深く理解した上で、答えのない問題の解決方法を導き出すための学習を行います。また、課題は、レポート課題が課される場合が多く、資料や文献から必要な情報を集め、自分自身の考えに根拠を持たせながら第三者に伝える力を培うことができます。
このように、高校では、知識を身に付けるための学びが多いのに対し、大学では、答えのない問題の解決方法を導き出すための学習を行い、自分自身の考えを第三者に伝える力を培うことができます。

今回のまとめ

大学では、様々な講義の中から自分自身で受講する講義を決める必要があるため、同学年の学生であっても一人ひとり受講する講義が異なり、時間割も異なります。
また、大学では、講義の特性に合わせて様々な教室が使用され、学生が各講義の教室に入って受講します。例えば、全ての学部に共通する教養科目では、高校のように一人の教員が大人数の学生に対して講義を行う形式が採られていたり、より専門的な科目では、学生をいくつかのグループに分けて演習や実験などを行う場合もあります。
さらに、高校までは、知識を身に付けるための学びが多いのに対し、大学では、答えのない問題の解決方法を導き出すための学習を行い、自分自身の考えを第三者に伝える力を培うことができます。

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