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これからも必要とされる手帳
母子健康手帳について、日本で考案された背景やその時代を調べ、母子健康手帳の内容や名前の変遷について知ることができました。太平洋戦争が起きた1942年に、日本で妊婦の健康管理を基本にした「妊産婦手帳」が作られ、手帳を持つ人が物資の配給を優先的に受けられるという仕組みとして機能していたこと、そして戦後から現在にかけて母子健康手帳が使われ続けていることが分かりました。また、1942年から1945年の間に、乳幼児の発育を記録するための「乳幼児体力手帳」が交付されたこと、「妊産婦手帳」と「乳幼児体力手帳」はそれぞれ別のものでしたが、1948年にそれらを1冊にまとめた「母子手帳」が交付されたことが分かりました。そして1966年には、現在使われている「母子健康手帳」に改称されたことが分かりました。
親と子どもの健康記録を保護者自身が管理できて、自分や自分の子どものことを母子健康手帳を見ることで確認できるというのが、とても大切で良い事だなと思いました。医療機関を利用する時に、先生とのコミュニケーションをスムーズに行うことにも役立ち、とても便利で良いなと思いました。
最初に交付された妊産婦手帳から現在使われている母子健康手帳に名前が変わるまでに、手帳の内容や役割、使う人の考え方なども大きく変わっていったのかなと思いました。内容では、検査の記録や妊婦健康検査の結果など、妊婦自身の記録のページが増やされ、妊娠の経過を見やすくするのを目標に改善されていっているのが分かりました。役割では、妊娠や出産、新生児から幼児期までの子どもの健康記録や予防接種の情報などを記録するのが、やはりとても大事なことで、必要なことだと思いました。考え方では、家族で協力しながら、子どもを持つ親としての意識を高めていくことが大事だと思いました。
母子健康手帳が1冊あれば、過去の自分や自分の子どもについてよく知ることができ、変化なども分かりやすく便利なので、これからも必要とされるだろうと改めて感じました。
(Y)