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思い出が詰まった母子手帳
母子手帳は、住民登録している市区町村の役所や保健センターで「妊娠届出書(妊娠届)」を提出すると交付され、役割は妊婦の健康状態や妊娠中の経過の記録をすることである。妊娠中は、心身の変化と症状(疲れやすい、立ちくらみ、一時的な聞こえにくさなど)が現れる可能性があるため、記録することが大切である。妊娠中の経過の記録は、育児中の心の支えになり、親子にとって大切な思い出にもなると感じた。
乳幼児の発育曲線は、健康状態や栄養状態の把握をするための目安となり、グラフに体重と身長を記入して、発育曲線のカーブに沿っているかをみる。発育曲線から大きくはずれていく場合(太りすぎ・やせすぎ)は、医師に相談し原因を探り適切な対応が必要である。
妊娠初期の基本的な検査項目(4週間に1回の実施)は、血圧測定、尿検査、体重測定、腹囲、子宮底長の測定、血液検査(血液型検査、血算、血糖検査、各種抗体検査)(期間内に1回)、子宮頸がん検診(初期に一回)、超音波検査である。妊娠中期になると2週間に1回になり、B群溶血性レンサ球菌検査が増える。妊娠後期になると1週間に1回になり、NST(ノンストレステスト)が増える。妊娠初期には、B型肺炎抗原、C型肺炎抗体、HIV抗体、梅毒、血清反応、風疹ウイルス抗体の5つの感染症の検査をしなければならない。妊娠30週までに行われないといけないのは、HTLV-1抗体検査、性器クラミジアの2つがある。他にもあるが、どれも母子の心身の健康のために行われるものである。
このように、本当に沢山の項目を記入する欄があるので、コツコツ記録していくことは大切だし、それを成長してから見返すととても感動的な気持ちになるのではないかと感じた。
(I.Y)