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手帳の使い手としての当事者意識
母子健康手帳について調べてみて、女性や家族に手帳の使い手としての当事者意識を生み出す役割をもたらすという部分に興味を持ちました。私はこれまで母子健康手帳は今までの記録でしかないと思っていました。ですが、親やその家族は手帳を管理していて、管理を怠れば、赤ちゃんや子供は自分で手帳を管理できないので、成長したときに昔自分がどんな予防接種を受けたのか、どんな疾患を持っていたのか不明になり、たとえ分かったとしても、医療機関に当時の情報が残っているとは限らなので、正確な情報はわからなくなってしまいます。そうならない為に、親やその家族がきちんと管理することで、手帳を使うものとしての当事者意識を生み出すのではないかと考えました。また、1991年の母子健康法の改正により、都道府県交付から市町村交付へと変更されたのはとても良いと思いました。理由は、より地域に密着できるからです。都道府県ごとだと、自分が住んでいない市町村の病院は知らないことが多いですが、市町村ごとなら職員も市民もお互いに相談しやすく、医療機関との連携もより円滑になると思いました。こうした動きの中で、社会全体に育児休暇をもっと増やすことができたら良いと思っています。育児休暇といえば女性(母親)がとっているイメージが強いですが、近年、イクメンという言葉を聞くようになってからは男性(父親)も取るようになってきているそうです。ですが、認知度が低く、会社から許可が下りないというケースをよく耳にします。なので、社会全体で育児は父親と母親でするものという意識がもっと広がっていけば、父親も今までより育児がしやすくなるのではないかと思います。
(オフィス総合コース 2年)