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2022.03.11

母子の記録

まず、母子健康手帳は、妊娠してから産まれるまでの記録用の冊子だと考えていた。そのため、子供が生まれたあとは必要ないと考えていた。しかし、母子健康手帳を読んだり、母親に聞いたりしたところ、生涯使っていくものということが分かった。診察の経過から6歳児健康診査まで細かく載っていた。さらに、そのあとの予防接種の記録や、今までにかかった主な病気も詳しく記載されていた。それを読んで私は、こんなにも詳しく記入してあることに驚いた。記入する欄があっただけでなく、妊娠中等の食事や日常生活についてや、育児の仕方も細かく記載されていて、初めて子供を産む方にとってはすごく助かるなと感じた。初めての妊娠や子育てでなくても、子供はひとりひとり違うので、たくさんの例があるのはすごくいいなと感じた。そしてなにより驚いたのは、働いている女性のための出産や育児に関する制度が記載されていたことだ。今の時代、男女の格差が減少していき、育児休暇の制度も新しくなってきたが、その制度を知らない上司は多い。私は、本来は取れるはずの有給が欠勤扱いになる例を知人から聞いたことがある。だからこの記載はとても有効的だと感じた。そして将来自分が妊娠した際に、母親や知人からの話だけでなく、記録として残っているので子を産む過程が理解できる。今はインターネットで調べたら色々出てくるが、母子健康手帳は子供の成長について最も詳しく記載されていると感じる。たくさんの情報が残っているので、誰もが安心して使うことができるものだと考える。将来自分が養護教諭になったら、生徒に母子健康手帳の良さを伝えて後世に残し、今よりもよりよい母子健康手帳をつくっていきたい。

(北野夏乃)

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