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2021.07.14

母子を守る

母子健康手帳の歴史は、戦後間もない1942年にまで遡り、当時から現在にかけて時代にあった変化を遂げてきたことを今回の調べ学習で知ることができました。母子健康手帳は母子が健康で生まれてくるようにと妊産婦手帳が交付されて始まり、今では母親の自主的な記入欄が増え、そのときのことを記録できるようになりました。母親が自ら記録することで親になるという意識を高めることもできるし、子どもも自分が生まれてくる前や、生まれて記憶がないときの記録が残ることはうれしいことなのではないかと思います。母子健康手帳について調べていると、母子健康手帳が交付される前の妊産婦死亡数の多さに驚きました。昭和15年には年間5,070人もの妊産婦が死亡しており、当時は母子ともに健康で出産することは非常に難しいことだったことがわかりました。当時に比べ現在の妊産婦死亡数は大幅に減少しましたが、それも母子健康手帳が交付され、妊娠から出産、そしてその後の母子に対する医療ケアが充実してきたおかげだと思います。また、日本は世界における乳児死亡いつが低いということもわかりました。戦後間もないころ乳児がなくなるということが多かった日本がここまで減少したのも母子健康手帳が交付されたことが大きいのではないかと思います。今まで母子健康手帳について全く知識がなかったのですが、今回でどんなことを記録するのか、どんな役割やメリットがあるのかなど、母子健康手帳の大切さと素晴らしさを知ることができました。母子を守ろうという気持ちから作られた母子健康手帳は、母親に安心を与えてくれるものだと思います。もし、自分が子どもを産むときには、しっかり活用してきたいです。

(養護教諭コース 2年)

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