新着情報
News
母子健康手帳について感じた事
母子健康手帳について調べる前までは、ただの健康調査表や何歳までにこれをしておいて下さいというチェックリストなどが書かれていると思っていた。
実際調べてみて、母子健康手帳の主な内容として、妊娠や出産の経過から、小学校入学前までの健康状態、発育、発達、予防接種などの記録といった全国的に共通している部分と、妊娠中の注意点など、市区町村の任意で書かれる部分があった。
母子健康手帳は、自分の住んでいる市区町村の役所で「妊娠届」に必要事項を記入して提出すれば、その場でもらうことが出来るが、地域によっては産院の証明書などが必要な場合もある。また、手帳を申請するのはママではなく代理の人でもできる。なので、体調が優れない時などに大変助かるだろうなと思った。
調べてから分かった事が何個かある。1つ目は、妊娠中に海外へ移転する場合、母子健康手帳の内容は全国共通だが、母子健康手帳が使われている国が少ない事だ。まず母子健康手帳は日本独自のシステムであり、海外では母親と子供の記録が別々にされている事が多い。海外の人は、1冊にまとめられている日本のシステムに衝撃を受ける。しかしそれにより、コストを削減でき、管理がしやすいと言われている。
2つ目は、母子健康手帳によるメリット。妊婦健診は健康保険が効かない。妊婦健診とは、尿検査から始まり、内診などの基本検査や血液、病原菌の検査などさまざまで、毎回受診項目や受診費用が異なり、自費で全てを支払うとかなりの高額になる。しかし母子健康手帳を貰うと妊婦健康診査受診票というものも同時に交付され、それがあれば費用を割引出来る。
日本では、母子健康手帳を貰いに行くのが当たり前な習慣になっているのに、なぜ妊婦健診は保険が効かないのか疑問になった。母子健康手帳を配布されるのと同時に補助券を頂けるのであれば、保険を使えるようにした方がいいのではないのかと思った。そうすれば、子供を産む時の不安が1つでも軽くなるのではないか。また、税金が高くなる可能性があるが、皆で妊婦さんの負担を削減する事により、少子高齢化の対策になるのではないかと思った。
(Y.s)