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2022.09.28

一つの心の拠り所

今回母子健康手帳について調べることで、今まで知らなかった母子健康手帳の歴史や役割を知ることができた。私は、学園理事長、短大学長、校長に就任した瀬木三雄医学博士が「母子手帳」の生みの親であることも、愛知みずほ短期大学に入学するまで知らなかった。

母子健康手帳は、妊娠した母親やその子どもはもちろんのこと、父親にとっても大切なものであると思った。母子健康手帳には、妊婦の健康状態・妊娠中の経過の記録、出産の状態と産後の経過、健やかな妊娠・出産・育児のためのアドバイス、妊娠期の注意、妊娠中と産後の食事、新生児についての注意、育児のしおり、母子保健に関する制度紹介などといった母親のためになる内容や、乳幼児の発育等の記録や予防接種や歯科検診の記録などの子どもに関する内容、また、父親の育児参加を促進する内容も記載されている。これら母子健康手帳の内容から、育児は母親だけでなく父親もともにするものだと思った。

妊娠中や育児中は不安なことがたくさんあり、精神的にも身体的にもつらいことがあると思う。初めての妊娠であれば知らないことはもっと多いと思う。そんな時、母子健康手帳は妊娠中に必要な知識を教えてくれるし、子供の成長や予防接種の情報を記しておくことで、子どものためにもなる。

私がすごいと思ったことは、母子保健に関する制度紹介があることだ。困ったときにどこに相談すればよいか書いてあるのは、将来自分が妊娠した時にも安心できると思った。

母子健康手帳は、父親や母親にとって一つの心の拠り所になっていると思う。そんな母子健康手帳は日本で作られて、今では世界約50か国で使われており、国によってカスタマイズされているという。今回調べ得た知識から、母子健康手帳は父母子にとってよいものだとわかったので、もっと多くの国で使われるべきだと思った。

(T)

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