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2023.04.03

世界中に広まって欲しい

母子健康手帳について、今から約80年も前に元となったものが発行されていた。女性は妊娠したら母子健康手帳を受け取り、妊婦健康診断の結果や赤ちゃんの成長の過程を記録する。誕生後は、身長、体重、予防接種の記録を残す。こうして母親と子供の成長と健康を見守り続けるのが母子健康手帳だ。これが、太平洋戦争真っただ中の時代であった頃から今に至るまで使われ続けていることに驚いた。

母子健康手帳は、母親と子供の健康・成長を手元で一括管理できるほか、医療機関の受診だけではなく、健康保険サービスを利用する際のサービス提供者とのコミュニケーション手段となることを知った。

日本から生まれた母子健康手帳のシステムは、近年海外にも広がりを見せている。なぜ広がりを見せているのか、それは各国で母子健康手帳を導入することで、乳児の死亡率が下がったという結果が出ているからだ。世界へ母子健康手帳が輸出される際、形式は様々である。言語をその国に対応した物にするほか、日本のものよりイラストが多く文字が少ないものもある。その理由は、低い識字率にも対応するためだ。また、その国に元々ある健康教育用パンフレットなども同時に活用している。

母子の健康を守る母子健康手帳が、日本だけではなく世界中により広がっていったら良いなと思った。

(匿名)

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