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母子健康手帳の良いところ

母子手帳が考案された背景に、戦時下でも物資が優先的に配給されるようにすること、そして定期的に医師の診察を受けるように促すこと、というのがあったのを知って、きちんと母子のことを考えて作られているのだと感じた。

予防接種の記録などの健康についての項目や、身長、体重などの成長を記録する項目、母親の出産前・出産後の健康状態など、母子の健康状態が一冊にまとまっているところがわかりやすくて良いと思った。

働きたい女性のために、出産や育児に関する制度の解説を充実させたり、乳幼児虐待の防止に配慮して、子育て支援のための制度や相談に関する記述を充実させたり、母親にとって大きな負担となる育児に父親も参加するように啓発する内容が含まれるようになったりと、母親の育児に対する不安を少しでも解消しようという工夫が見られて良いと思った。子供の成長を書き込んでいくのはきっと嬉しいだろうなと思った。

母子健康手帳は日本だけでなく、アフリカや欧米など、世界各国で使用されていることも知った。特に医療があまり発展していないために、新生児死亡率が高く、出産で命を落とす女性が多いアフリカや発展途上国では、母子健康手帳の果たす役割がとても大切だと感じた。

（Y.I）