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2021.06.02

母子健康手帳は母と子の思いをつなぐもの

母子健康手帳について無知でしたが、内容や必要性を見て、とても大切なものなのだなぁと思いました。母子健康手帳は妊娠中だけではなく、出産、新生児、そして乳幼児、それぞれの時期を超えて母子をサポートしてくれます。妊娠中は、助産師さんや産婦人科のお医者さん、出産は多くの方が病院(もしくは助産院で出産)、新生児の頃は自宅に保健士さんや助産師さんが訪問してきてくれます。予防接種は、小児科のクリニックに出かけます。よく考えてみると、この「妊娠」「出産」「小児」という時期は場所も違うし、専門の先生も違います。いろんな方のお世話になっているということに気がつきました。各クリニックや保健センターには、個人の医療や検診の記録がありますが、それは個々の医療機関が保存している記録であり、引っ越した場合や転院したときは、以前の予防接種のデータはわからなくなってしまいます。“母子手帳”という形で医療や検診のデータを保護者が持つことによって、異なる場所で、異なる専門家によって行われた母子保健サービスが一貫性を持つことができるようになります。これが母子健康手帳の素晴らしい役割です。まさに母子健康手帳は、切れ目のない継続ケアを保証するシステムと言い換えることもできます。母子健康手帳は母と子の思いをつなぐものでもあるな、と感じました。母子健康手帳をただの記録表と思わず、今回調べてみたことで、その大切さ、必要さを知ることができました。記録されているものを自分で見返し、「出産のときはこうだったな」と懐かしんだり、振り返ることもできます。そういった意味でも、すごくいいものだと思いました。母子健康手帳は、日本で作られたものですが、本当に素晴らしいと思います。海外にも知れ渡り、多くの人に使用、活用されている母子健康手帳ですが、海外の人々には「素晴らしい」と思われているそうですが、日本人ではもう「あたりまえ」になっているみたいです。母子健康手帳の大切さを改めて確認し、日本人の母親に伝えていけるような機会があったらいいのにな、と思いました。

(養護教諭コース 2年)

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