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母親がより安心して出産できるように
昭和17年に「母子健康手帳」ができたが、最初は、「妊産婦手帳規程」という名称だったのを初めて知りました。また、今では「母子健康手帳」は母親と子どもを対象にしていますが、昭和23年に児童福祉法が公布されるまでは、母親が対象とされ子どもは対象とされていません。つまり、児童福祉法が公布されるまでは、子どもの健康管理はされているかどうか、わかりません。
実際に私の母親から「母子健康手帳」を見せてもらいました。まずは、母親の体重が増えてきてお腹の子どももすくすくと育っていましたが、聞いた話では、「体重が増えすぎると、食事などの減量を指導される。」と母親から聞いたので、体重が増えすぎてもダメと思いました。
また、風しんなどかかったかどうかについても「母子健康手帳」に書いてあるのを見て、「母子健康手帳は、風しんも書いてあるのだな。」と思いました。
「母子健康手帳」の歴史を調べている時に、「流産・死産・早産を防止するほか、妊娠および分娩時の母体死亡を軽減する」と書いてありましたが、この「母子健康手帳」ができるまでは、流産・死産・早産や分娩時の母体死亡が多かったのだろうと思いました。
また、ここからは関係のない話かも知れませんが、昔は座って産むかしゃがんで産むかだったので、今みたいに多量出血したら処置ができず、母親の健康状態や子どもの健康状態、子どもの視覚や聴覚はしっかりしているかの検査もできないので、母子の危険は隣り合わせだったのだろうと思いました。
今では、「母子健康手帳」の改善もしているので、これからの世の中で母子の危険は隣り合わせにならない世の中になり、母親がより安心して出産ができるのだろうと思いました。
(現代幼児教育学科 2年)