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母親だけでなくもっと多くの人に

自分が母子健康手帳を使用するのはまだ先のことだと思うけれど、いざという時に備えて受け取り方法や記載内容について知っておくことは重要なことなので、この調べ学習を通して色々知ることができて良かったと思う反面、子どもに関わる職業に就こうとしている身として、母子の健康維持や母子保健についてもっと学ばなければならないことに気付かされました。母子健康手帳について調べてみて思ったのが、母子健康手帳の歴史や内容、役割を知っている人は何人いるのだろう、ということでした。母子健康手帳は妊婦や子どもをもつ親にとって必要不可欠であり大切なものですが、内容や役割を正しく理解して活用できるものです。母子健康手帳を活用するためには、母親だけでなく父親も内容に目を通し、どういったものなのかを理解しておかなければならないと思いました。中には母子健康手帳の存在を知らない人もいるので、病院や市は母子健康手帳について理解を深める機会を積極的に提供していくべきだと思いました。母子健康手帳は、住民票がある市区町村に妊娠届を提出するとその場でもらえると知り、誰にでもわかりやすく簡単なシステムになっていて、工夫されているなと感じました。しかし、紛失してしまったときには今までの記録がなくなってしまうことになるので、アプリやウェブサイトを利用した紛失対策ができたらより良くなるのではないかと考えました。日本は現在、高齢化社会が進んでおり、出生率の低下や子どもの数が減少傾向となっているなどの問題を抱えていますが、子どもをもつすべての親にとって暮らしやすく、育児に関する情報を共有しやすい世の中であってほしいと思ったのと同時に、自分にできることは何かを考えていきたいと思いました。

（養護教諭コース　2年）