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2023.04.28

母親へのインタビューを通して

母子健康手帳の表紙のデザインは全国各地の自治体によって異なるので、人それぞれ違うという事は知っていましたが、中身や大きさまで違うなんて知りませんでした。母の話では、産んだ所で母子手帳を貰った後に引っ越しをした為、引っ越し先で健診や予防接種を受けていたそうです。会場などで“○○ページに記載・そのページを開いて待機しておいてください”といった張り紙を見たそうですが、その地域で配布されている母子手帳ではないため内容やページ数が違っており、探すのに手間取ってしまったという話を聞きました。将来私が使うときには、健診がある前日などに何処のページに何が書いてあるかを把握してから行こうかと思いました。

さらに、インタビューをしている際に案が出たのですが、「デジタル母子手帳ができると良いよね」と。実際、紙だけだと伝わりにくい所がありますが、デジタル母子手帳なら、動画などを撮って残しておくという事も可能ですし、成長過程として写真を一緒に張り付けて記録することも出来ると思います。母子手帳と聞くと少し遠い存在に感じますが、デジタル母子手帳ならアルバム感覚で見返せるため見る回数が増え、より子どもへの愛情が増すのではないかと思いました。

診察・検診・予防接種等で子どもを病院に連れていく際には母子手帳の提示が必要です。なぜなら、母子手帳には妊娠中や分娩時、それ以降の子どもの医療情報が全て載っているため、医療関係者はその人の発育や発達、アレルギーなどの検査を何回受けているかを知ることができますし、大人になってからも予防接種や受けてきた医療行為の情報を見直すことができるからです。さらに子どもは、自分がどのような予防接種や医療行為を受けていたのかほとんど覚えていないと思います。風疹やヒトパピローマウイルスの予防接種や輸血・手術を受けていないか等、大人になってから確認が必要になることもあるので、捨てずに大切に取っておくと良いことを改めて知りました。

(町田 美子)

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