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自分の存在を愛おしく感じてしまう手帳
この課題がきっかけで、およそ12年ぶりに母子健康手帳を開いた。読み進めるにつれ、なんだか自分の存在を愛おしく感じてしまう。また、この手帳について調べる中で、2つの良い点があると感じた。
1つ目は、実用的で便利なことである。病院では、問診票の記入や医師から様々な質問を受ける。母子の情報を頭の中ですべて把握し、口頭で的確に伝えることは困難ではないか。この手帳には、母子の出産の状態や子どもの予防接種の記録、今までにかかった主な病気等をまとめて記入できるページがある。これらを活用することで、問診票の記入がスムーズになり、手帳を医師に提示することで、的確な情報伝達が可能になる。後半部分のページには、子育てに有益な情報が記載されているため、子育ての指南書としても活用可。そして、この手帳は身分証明書としても利用可能である。以上の点から、母子健康手帳は実用的で便利なものであると感じた。
2つ目は、子どもの成長を1冊で確認、振り返りができることである。出生前、出生時、そして出生後の状態や様子を記入できるページが6歳まで用意されている。これらのページを記入することにより、身長体重の変化や何ができるようになったか等、子どもの成長を確認することができる。また、我が子が成長し、子育てに携わった人がこの手帳を見返したとき、小さかった頃の出来事を思い出として振り返ることで、様々な人と再びコミュニケーションを図ることができる。いわば、1つの成長日記として存在するのではないか。以上の点から、母子健康手帳は、子どもの成長について確認、振り返りができるものであると感じた。
今や、30以上の国に導入されている母子健康手帳。この課題を通し、手帳の良さについて実感することができた。自分に子どもができたら、情報を記入することをはじめ、広く子育てに活用していきたい。そして、この手帳を広げていく活動があれば、ぜひ参加したいと思う。
(養護教諭コース 2年)