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記録の重要性
私が母子健康手帳の調べを通して感じたことは、母子健康手帳の大切さだ。特に印象的だった部分は、日本の妊婦死亡率や乳児死亡率は戦後高かったものの、今では世界最小になっており、これには母子健康手帳の貢献が大きいという点だ。人の命を救える手帳ということが分かり驚いたし、より大切さを実感した。
正直はじめは、手帳一冊でできることは少ないだろうと思っていた。でも、細かい役割などを調べていくうちに、一冊でできることの多さと、記録の役割の重要性を知ることができた。
記録というのは簡単そうに見えて簡単ではないと思う。理由は、母子健康手帳の存在がなければ、記録しようとも思わないし、妊婦さん自身やその子供に注意深く意識の目を向けることがないと思うからだ。母子健康手帳が存在するから記録する機会があり、記録することで後になって見返せたり、妊婦さん以外の他者に見せることも可能になるというメリットがある。母子健康手帳の役割の中に、「子供の成長記録が分かることで、病気を早く見つけて治療に結びつける役割」というのがある。この通り、やはり記録の重要性を知ることができた。主に4つある役割の中で印象的だったのが、妊娠してからの母体の体重や血圧などの記述が、赤ちゃんが順調に育っているかどうかの目安になるという医療的な役割だ。当たり前のことだが、生まれてくるまでは母体と子供の関わりを切ることができないので、母体の大切さや母体にかかる負担・大変さを感じた。
母親が産み育ててくれたことに感謝したいし、母子健康手帳がある日本で生まれたことを誇りに思う。
(Y)