新着情報
News
もう1つの命をも管理している母親
私は母子健康手帳について、あまり深くは知りませんでした。自分の手帳を見たこともなかったのですが、今回の調べ学習や授業を聞いてとても興味を持ちました。まず初めに、昭和17年に妊産婦手帳として始まったことを知り、聞きなれない名前で、私の産まれるだいぶ前からあるんだなと思いました。
母子健康手帳へと変化があり、初めて知ることが沢山ありました。
現代では、育メンという父親の役割も増えてきたことがわかりました。昔は「夫は外で働き、妻は家族を守るべきだ」という意識を持つ人が多いみたいです。私はこの言葉を見た時、とてもびっくりしました。そして、とても印象に残りました。妊娠について、初期は流産をしやすい時期で、重い荷物を持ったり、転んだりしないよう注意します。お腹が大きくなってくると、私たちが普段何気なく普通に生活していることでも不便になったりするので、身の回りの事を手伝ったり、お酒やタバコなどを摂取しないよう注意したり、生活リズムを整えたり、食事をとるにあたって栄養を考えたり、睡眠、体重のコントロールをしたりなど、さまざまなことがわかりました。
自分の管理をするだけでなく、もう1つの命をも管理していると考えると、お母さんはすごい存在なんだなと、改めて感じることができました。
そして何より、母子健康手帳は日本生まれということにとても感動しました。
子供たちが栄養失調に悩み、感染症も多い時代で、妊娠中のお母さんと生まれた子供の健康を守る手帳として考えられたことがすごく誇りに思いました。日本が貧しかった時代に、お母さんと子供の健康をセットとして考えようという発想を、当時の日本の厚生省の人たちがしたというところを読み、当時の日本人の発想はすごいなと思いました。自分の母子健康手帳を見てみようと思えるきっかけとなりました。
(食物栄養専攻 2年)